資料のフォルダを開き、次に作業中のフォルダを開く。気づけばFinderのウインドウが重なり、さっき見ていた場所を探してしまうことがあります。
2つのフォルダを交互に見るなら、Finderの「タブ」が役立つかもしれません。1つのウインドウに複数の場所を開き、上部のタブを選んで切り替える使い方です。まずは、普段使う2つのフォルダで試してみましょう。
タブにまとめるのは、表示する場所
ここでは例として、「資料」と「作業中」という2つのフォルダを行き来する場面を考えます。架空のフォルダ名なので、手元の名前に置き換えて読んでください。
タブで開くことと、フォルダの中身を移すことは別の操作です。今回試すのは表示の切り替えで、ファイルを移動・コピーしたり、元のフォルダを結合したりする手順ではありません。
2つを同時に見たいなら、別々のウインドウを並べる方が合う場合もあります。「交互に見るならタブ、並べて見比べるなら別ウインドウ」と、見る目的から選ぶと整理しやすくなります。
交互に見る? 並べて見る?
タブで切り替える
1つの窓に、2つのタブ
上のタブを押すと、表示が切り替わります。
別ウインドウで並べる
2つの窓を、横に並べる
両方の中身を、同時に見比べられます。
整理するのは、表示する場所です。
ファイル自体を移動・コピーしたり、フォルダを結合したりする操作ではありません。
説明用の模式図です。実際のFinder画面ではありません。
1.Finderで、タブを1つ追加する
DockのFinderアイコンをクリックし、最初に見たいフォルダを開きます。ここでは「資料」を開いた状態から始めます。
画面上部のメニューバーで「表示」→「タブバーを表示」を選びます。すでにタブバーが見えている場合は、この操作は不要です。タブバーの追加ボタンから新しいタブを開き、そのタブで2つ目の「作業中」フォルダへ移動します。
新しいタブが開いたら、表示したいフォルダが本当に開けているか、タブ名と中身を見て確認します。タブを増やすだけで、目的のフォルダが自動で選ばれるわけではありません。
タブの追加・終了については、Apple公式のFinderガイドを参照しています。メニューやボタンの位置はmacOSの版や表示状態で異なる場合があるので、手元の表示も確認してください。
2.「資料」と「作業中」を切り替える
タブ名をクリックして「資料」へ戻り、もう一度「作業中」を選びます。見たいフォルダへ戻れるか、2つを行き来して確かめましょう。
慣れたら、Control+Tabで次のタブ、Control+Shift+Tabで前のタブへ移動する方法も使えます。この操作はタブ間の移動です。別のアプリを選ぶ操作と混同しないようにします。
タブの使い方は、Apple公式のウインドウ内タブの案内にもまとまっています。今回はまず、タブ名を選んで戻れるところまで試せれば十分です。
3.同時に見たくなったら、1つを外へ出す
切り替えて使っていても、両方のフォルダを並べた方が見やすい場面はあります。そのときは、分けたいタブを選び、メニューバーの「ウインドウ」→「タブを新しいウインドウに移動」を使います。
名前に「移動」とありますが、ここで変えるのはタブの表示先です。フォルダ内のファイルを別の保存先へ移す操作とは区別してください。
別々のFinderウインドウをまとめ直す場合は、Finderの「ウインドウ」→「すべてのウインドウを結合」を選べます。ただし、今使っている2つ以外にもFinderウインドウが開いていないかを先に見ておきます。ほかのアプリのウインドウまでまとめる操作ではありません。
| 見たい状態 | 使い方の候補 |
|---|---|
| 2つのフォルダを交互に確認 | 1つのウインドウのタブで切り替える |
| 2つの中身を同時に見比べる | タブを別ウインドウへ分けて並べる |
| Finderの窓が増えてきた | まとめたい範囲を確認して結合する |
同じ名前のフォルダは、場所も確かめる
たとえば、別々の案件に同じ「資料」フォルダがあると、名前だけでは見分けにくくなります。Finderの「表示」→「パスバーを表示」を選ぶと、ウインドウ下部で現在のフォルダの場所を確認できます。
フォルダを選び直したあとや、ほかの人にファイルを渡す前には、中身だけでなく、どの場所を見ているかも確かめましょう。ファイル名や版を分かりやすくする工夫は、修正版のファイルを渡すための整理でも紹介しています。
場所の確認方法は、Apple公式のファイルやフォルダの情報ガイドでも確認できます。まずは、名前が同じでも保存場所は違うことがある、と意識するところから始めてみましょう。
使い終えたタブは、必要な分だけ閉じる
不要になったタブは、そのタブにポインタを置いて、閉じるボタンをクリックします。タブを閉じることと、中のファイルをゴミ箱へ移すことは別です。
タブを増やしすぎると、今度はタブの中から探すことになります。まずは2つで始めて、見たい場所へ戻りやすくなるかを確かめる。並べたいときにはウインドウへ分ける。この2通りを使い分けながら、自分の作業に合うまとまりを見つけてみてください。
Finderのタブで
フォルダを行き来するまずは「資料」と「作業中」の2つから。
ウインドウを増やさず、上部のタブを選んで表示を切り替えます。
タブを1つ追加する
Finderで最初のフォルダを開き、。追加ボタンでタブを開き、2つ目のフォルダへ移動します。
タブ名で行き来する
「資料」「作業中」のタブ名をクリック。目的のフォルダが開いているか、名前と中身を確かめます。
並べたいときは窓を分ける
分けたいタブを選び、を選びます。
表示する場所です。
タブの追加や分離は、ファイルの移動・コピーやフォルダの結合とは別です。タブを閉じても、中のファイルを削除する操作にはなりません。
使い終えたタブは必要な分だけ閉じて、まずは2つで試してみましょう。
